当社は2024年8月1日付で株式会社フルーツむらはた(本社: 石川県金沢市)と、アップサイクルによる未利用・低利用資源の有効活用の推進を目的とする協定を締結しました。
フルーツむらはたが運営するフルーツパーラーで発生する果物の皮を、当社が運営するUP FOOD STONEの素材・加工技術でアップサイクルした商品を開発する取り組みを共同で行ってまいります。
<取り組みの背景>
1個のフルーツに対して平均廃棄率(未利用率)は約11%。この11%の大部分は過食できない皮や種となっています。日本国内において、フルーツの年間需要量はおよそ270トンといわれており、単純に考えても約30トンが廃棄されているということになります。
これらの約5割は肥料や飼料に加工されてはいますが、肥料や飼料は単価が低く、収益につなげることは難しいのが現実です。
フルーツ専門企業として100年以上の歴史を持つフルーツむらはたは、果物の皮や種をアップサイクルすることで新たな価値を付加し、フルーツ業界へ大きなインパクトを起こしたいと考えて提携先を探していました。
<株式会社フルーツむらはた>
大正3年、第二次世界の影響下にあるなか、現・東京都文京区で果物店として創業。戦争の被害を避けるため東京の店舗を閉店して石川県金沢市に疎開。昭和21年に村端果物店として事業を再開。
フルーツ専門企業として創業から100年以上「フルーツの可能性を追求し、食文化の発展に寄与するとともに、その事業活動を通じて社員の幸せを達成する」を経営理念にフルーツを起点とした事業に取り組んでいます。