〜 卵殻の再利用を促進。最大90%の高い配合率 〜
食の問題解決に挑む共創活動プラットフォーム『UP FOOD PROJECT』を運営する株式会社コル(本社: 神奈川県茅ヶ崎市、代表取締役: 福元 雅和)は、たまごの殻をアップサイクルする『あぷたま(UP TAMAGO)』の運営を開始します。
2~3割にとどまる卵殻の再利用を促進
(一社)日本養鶏協会の推計では、卵の生産量は全国で年間約240~250万トン(2024年)。卵殻は総重量の10%程度を占めるため、24~25万トンが発生することになります。このうち、全廃棄量の2~3割程度が再利用されているため、残りの約7~8割となる17~20万トンが廃棄処分されると推測されます。
廃棄方法としては一般ごみとして埋め立てられることが多く、一部は焼却処理されています。廃棄によって生じる課題としては以下のようなものが挙げられます。
- 埋め立て地の不足:
たまごの殻は非常に硬く分解しにくい特性を持つため、分解されるまでに長い時間を要し、長期間埋め立て地を占有します。 - 環境負荷:
焼却時には二酸化炭素などの温室効果ガスが発生します。 - 処理コスト:
大量の廃棄物の処理には費用がかかり、特に食品産業にとっての負担となっています。
卵殻を30~90%配合したプロダクトを製造
『あぷたま(UP TAMAGO)』では、卵殻30~50%と海水塩分を混合して成形したプロダクトを中心に展開していきます。技術的には最大90%まで卵殻を配合して成形することが可能となっています。
最初のプロダクトとして、持ち運びが容易なスマートフォンスタンドとマグネットを発売します。
スマートフォンスタンド(くま)



マグネット(くま)


