GPIF(年金積立金管理運用独立法人)が2020年5月8日に発表した「第5回 機関投資家のスチュワードシップ活動に関する上場企業向けアンケート集計結果」をもとに、2019年12月現在において、大企業(東証1部上場)におけるSDGsの認知度と取組み状況がどうなっているかについて見てみましょう。
SDGsの認知度
東証1部上場の大企業におけるSDGs(持続可能な開発目標)の認知度は96.4%(前年は96.7%)で、ほぼ100%となっています。
また、取組みを始めている企業が61.6%(前年比+16.9%)と増えており、認知段階から行動段階に移っている状況が伺えます。
SDGsの取組み状況
SDGsへの取組みの際に参考にしているものとしては、多いものから以下のようになっています。
- 経済産業省の「SDGs経営ガイド」
- GRIと国連グローバル・コンパクト(UNGC)とwbcsd による「SDG Compass」
- 環境省の「持続可能な開発目標(SDGs)活用ガイド」
- 経団連の「Society 5.0 for SDGs」
【参照】GPIF2020年「機関投資家のスチュワードシップ活動に関する上場企業向けアンケート集計結果」
・東証1部上場企業:2,160社(2019年12月30日時点)
・アンケート回答者数:662社(前年604社)