株式会社コル

企業がSDGsに取組む目的と課題(JMA調査結果)

JMA(一般社団法人日本能率協会)が2020年10月に発表した「『日本企業の経営課題 2020』調査結果【第3弾】SDGsの認知度と取り組み状況」をもとに、2020年7-8月現在において、企業がSDGsに取り組む目的で重視していることと課題としていることについて見てみましょう。

SDGsに取り組む目的

SDGsに関わる活動に取り組んでいる企業が、目的として最も重視していることは「企業の社会的責任を果たすこと」となっています。
次いで「中長期的な企業価値を向上させること」「企業ブランドを向上させること」「社員のモチベーションや帰属意識を高めること」となっています。

SDGsへ取り組みが、企業価値・企業ブランドの向上や、社員のモチベーション・帰属意識を高めることにつながるということが明確に意識されてきていることが伺える調査結果となっています。

SDGsの目的として重視していること

SDGs取り組みの課題

次に、SDGsに関わる活動に取り組んでいる企業の課題は、「自社の取り組みに対する社員の認知度向上」「取り組みについての具体的な目標・KPIの設定」という回答が多くなっています。
「社内推進体制の構築」「戦略との統合やマネジメントシステムへの実装」「新しい商品・サービス・事業の開発への結び付け」という回答が次いでいます。

大手企業の上層部を中心にSDGsの認知が高まり、これからは、会社としてSDGsに取り組みを開始していこうという初動段階の課題が多いことが伺えます。

SDGsを進めていく上での課題

【参照】JMA『日本企業の経営課題 2020』 調査結果【第3弾】 SDGs の認知度と取り組み状況
・調査時期:2020年7月20日~8月21日
・調査対象:JMAの法人会員ならびに評議員会社、およびサンプル抽出した全国主要企業の経営者(計5,000社)
・回答数:532社

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